久須美酒造のお酒ってどんなお酒

新潟県長岡市にある酒蔵、久須美酒造の魅力を語るブログです。

長岡花火と夢花火恋花火

こんにちは😃三度の飯より酒が好き🍶ピロリンです!

 

全国各地で夏の風物詩、花火の季節となりましたね!

 

今回はそんな夏にピッタリのお酒

 

【久須美酒造 夢花火恋花火 吟醸酒

 

をご紹介します。


名称:夢花火恋花火

麹米:越淡麗

掛米:亀の尾

精米歩合:50%

日本酒度:14〜15度

 

伝統と革新をテーマに日本酒の伝統文化を継承している 蔵元さんならではの想いのこもったお酒です。

 

フルーティさと穏やかな香りが印象的😊

 

清涼感のある喉越し、スッキリした飲み口は、まさに夏にピッタリのお酒です🍶

 

毎年夏季限定のお酒として店頭に並んでますので

 

「暑いなぁ、なんかスッキリしたお酒飲みた〜い」

 

なんて方にはもってこいのお酒です。

 

 

久須美酒造さんのある長岡市は日本三大花火と称される『長岡まつり大花火大会』でも有名ですね。

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まさに夢花火恋花火はそんな長岡の花火を見ながらクイッとお酒を飲んでいるシーンが連想できます。

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実はこのお酒はその爽やかな飲み口からデザートと合わせても美味しいんです。

 

赤い果実系の爽やかでキュートな酸味はまさに夢花火恋花火のニュアンスにピッタリ😊

 

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お家でも手軽に簡単に…。バニラアイスに木苺を添えてなんてのも良いかもしれません。

 

日本酒はそのまま飲むのも美味しいですけどやっぱり一緒に食べるものとの相性を考えたいですね!

 

夏は暑くてテンション下がる事もありますが、夢花火恋花火を冷酒でクイッと乾杯しましょう!

 

浴衣に仕込ませて、日本の風物詩花火を見ながら日本酒🍶を飲む。

 

 

いやぁ、粋ですねぇ。

 

 

ではまた、チャオっ🍶😊

 

 

 

 

 

初呑み切りって何?

こんにちは😃三度の飯より酒が好き🍶ピロリンです!

 

さて、今回は【初呑みきり】についてレポートします。

 

『初呑みきり』とは・・・酒蔵さんがその年の酒質を見極めるために行う伝統行事を指します。

 

毎年本格的な夏を迎えるにあたり、酒蔵さんではその年に仕込んだお酒の酒質や熟成の度合などお酒の出来の確認を行います。お酒を仕込んだタンクの口を開栓する事を『呑みきり』と言い、その年初めて行う呑みきりを『初呑みきり』として伝統行事として古くから行われています。

 

近年では、衛生管理のレベルが昔と比べて大きく改善している事から火落ち菌(酒質を劣化させる菌)などの繁殖による酒質の劣化がほとんど無くなりました。なのでこのような行事を行わなくなっている酒蔵さんが多いようです。

日本酒の消費低迷が続く中、このような行事を一般向けに公開している酒蔵さんもありますね。

 

伝統や文化を重んじる久須美酒造さんではもちろんこの初呑みきりは年に一度の恒例行事として行っていますが、あえて一般公開はしておりません。

極一部のお取引様と醸造試験場の方、そして顧問の先生をお招きして行っています。

 

さて、今回はその超貴重な機会にお招きいただく事が出来ましたので早速レポートしちゃいます。

 

⬇️何度見ても心が洗われる新緑のお米の田んぼと白塗りの壁。

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少し母屋のお茶の間で休憩の後、いざ試飲へ。

 

⬇️タンク毎に瓶詰めされているお酒がズラリ🍶

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一つ一つのタンクでも仕込みのタイミングや酒蔵内でのタンクの位置によって熟成の仕方は変わります。それだけ管理が難しいということですね。

 

こちらにずらっと並んでいるお酒を全て試飲してタンク毎の『酒質』と『熟成度合』について、そしてコメントを書きながら評価をしていきます。

 

緊張の一瞬ですね・・・・。

 

試飲をする際にもコツがあるのですが、それはまた別の機会にしましょう😀

私も僭越ながら評価させていただきました。

 

比較して飲んでみると同じ銘柄のお酒でも、香りや膨らみ方、余韻など、本当にひとつひとつ印象が違うんですね。

 

余韻のキレが凄く良いもの。口に入れた時の膨らみがあるものなどなど。 

改めて微生物を相手にする日本酒造りの難しさや面白さを体感しました。

 

さて、タンク毎のお酒の試飲が終わると今度は製品化された商品の飲み比べです。

 

🔽改めて比較して飲んでみると違いがよく分かります。

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香り高くシャープなキレの吟醸酒

 

米の旨味がグワッと広がる純米酒

 

そして別格の熟成酒🍶

 

久須美酒造さんのお酒は近年流行っている香りがプンプンしたり、濃厚でお酒自体が強く主張するタイプのお酒ではありません。

 

いつまでも飲んでいられるような、そんな透き通った美しいお酒ばかり。

 

その中にも一つ一つの商品に個性がしっかりと感じられ、奥ゆかしさを感じます。

 

 

そんな感じで無事に全ての試飲が完了です。

 

 

試飲が終わると会場を変えて、おいしい料理とお酒を楽しみながら今回のお酒の評価を専門家の先生方から頂戴します。

2019年の久須美酒造さんのお酒は「酒質・熟度ともに順調であり非常に良い状態である」という結果に。

 

秋あがりの旨味がノッテきた頃のお酒が今から楽しみですね!

 

🔽どれも最高でした

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結びに・・・

 

今年久須美酒造さんは約30年間利用してきた甑(こしき)(お米を蒸す桶)を新調したそうです。ただ、作りたての甑は木の香りなどが付いてしまう等、酒質に影響を与えてしまう為、4年かけてお湯をかけたり適度な負荷をかけながら甑を慣らしてきたそうです。

 

綺麗な飲み口、酒質を大切にされているからこそのこだわりですね。流石です!

 

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酒造りの重要な役割を果たす甑



『 飲んで美味しいお酒をつくる』『価値や伝統を正しく伝えていく』

 

 

 

食事会の際に、造り酒屋の代表として力強くお話をされていた久須美社長のお言葉に『酒蔵の使命と決意』を強く感じた1日となりました。

 

 もっともっと好きになろう、魅力を伝えよう。

 

 

pirorin0613.hatenablog.com

 

 

そんな気持ちにさせてくれた『初呑みきり』の体験レポートでした。

 

ちゃおっ!

 

【入門編】久須美酒造の日本酒づくりを徹底解明!

こんにちは😃三度の飯より酒が好き🍶ピロリンです!

 

さて、今回は「久須美酒造ってどんな酒蔵なの?」という素朴な疑問にお答えします。

 

久須美酒造さんは、天保4年(1833年)創業で約200年近い歴史のある酒蔵です。

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新潟県長岡市(旧和島村)にあり、東京から新幹線とタクシーで3時間くらいの場所にあります。

 

蔵の裏山には樹齢300年以上の杉山があるのですが、その湧き水が新潟県名水36に選ばれるほど良質な水なんです。

 

実際に水を飲んでみると

 

「柔らか〜い」

 

誰もがそう口にします。ビロードのように舌に転がるお水は口当たりが軽やかでスーッと喉ごしよく落ちてきます。

 

久須美酒造さんは蔵の井戸から汲み上げるこの水を仕込み水として使っていて、代表銘柄の「清泉(きよいずみ)」の由来となっています。

 

この井戸水こそ、久須美酒造さんの「立ち上がりがよく、米のふくらみがあり、キレの良い」という目指す酒質の根源になっている訳ですね。

 

アルコール全般に言えることですが、成分のほとんどが水分なので、やはり使う水って物凄く大切なんですよね!

 

美味しいお酒は良質なお水が出るところに多いとよく言われるのはごく自然なことですね。

 

こんな抜群の環境下でお酒造りをしていたのですが、先代の久須美記廸(のりみち)さんがとある名杜氏(とうじ(酒造りの責任者))の「亀の尾で造った吟醸酒が忘れられない」と言った言葉に浪漫を感じ、当時絶滅危惧種となっていた幻の酒米「亀の尾」の復活を目指す事に…

 

日本酒はお米を原料としているのは皆さんご存知かと思いますが、酒米(正式には酒造好適米(しゅぞうこうてきまい))と言って食べるお米とお酒造りに適しているお米は、実は違うんです。

 

非常に良質のお酒を作る事の出来る亀の尾ですが、お米を育てたり、そこからお酒にする技術が非常に難しいため年々生産量が減り、1980年にはすでに見ることがなくなってしまいました。

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やっとの思いで種子センターに眠る僅か1500粒を分けてもらい、そこから三年後、純米大吟醸「亀の翁」を完成させました。

 

亀の尾で作られたお酒は味に奥行きや深みがあり、独特の世界観を感じますよ。是非一度は飲んでもらいたいですね!

 

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するとその年の3大鑑評会金賞という偉業を達成した事でその後の日本酒ブームの火付け役となりました。

 

この浪漫と酒造りへの情熱、日本酒業界の健全な発展への想いをモチーフにして描かれたのが日本酒ファンでは知らない人はいないであろう「夏子の酒」という漫画なんです。

 

漫画のなかでは亀の尾は「立錦」という酒米になっていて、この酒米の復活を目指す若い女性主人公「夏子」の日々の奮闘史を描いた内容になっています。

 

これが多くの日本酒ファンに感動を与え、そして新たな日本酒ファンをたくさん生み出しました。

 

これは必読ですねぇ。

 

またこの人気にともなって1994年にはTVドラマ化もされました。

 

和久井映見さんや、萩原聖人さん、中井貴一さんなど実に豪華なキャストです。

 

 

では今日はこの辺で

 

つづく…😊チャオっ🍶

【ペアリング】へぎ蕎麦と夏子物語

こんにちは!三度の飯より酒が好き🍶ピロリンです😊

 

さて今回は「ペアリング」について。

 

ペアリングとは、「お酒と相性の良い食材や料理との組み合わせ」を指します。

 

よくワイン🍷で言う「マリアージュ」と言う言葉と大体同じようなニュアンスで使われる事が多いのですが、その違いについてはまた別の機会に😊

 

先日お邪魔してきた久須美酒造さんの帰りに久須美社長からお土産を頂きました。

 

家族のお土産にと自分で買おうとしてたのですが、「娘さんの、快気祝いに!」と✨

 

(実は娘が先日肺炎で入院してたんです。その時も「その後お身体の調子はいかがですか?」など常に気にかけてくださっていてもう人柄そのものがネ申なんですよね。ネ申。神よりもう一個上のランクのやつですよw)

 

そこで駅前にあるお蕎麦屋さんの生蕎麦をゲット!

 

こちらは「小嶋屋総本店」と言うへぎ蕎麦のお店です。

 

へぎ蕎麦はお蕎麦の中に海藻を練りこんでいてプリプリとした食感にツルッとした喉越し、ほのかな海藻の香りが特徴です。

 

小嶋屋さんはこのへぎ蕎麦を考案した最初のお店で皇室に献上されたりと由緒正しい歴史のあるお店です。

 

ん?皇室献上?歴史のある?

 

どこかで聞いた事がある感じなのですが、両親曰く、3歳から「ざるそば」好きを豪語している(いまだに言ってますけどねw)私にとってはハートに刺さる💓ものが多く、長岡に来るといつも買って帰っています。

 

さて、前置きが長くなりましたがそんなこんなで今回の夕飯はもちろん久須美酒造さんのお酒で乾杯です。

 

今回は限定出荷の「夏子物語 純米吟醸 生貯蔵酒」でへぎ蕎麦をいただきました。

 

夏子物語はあの「夏子の酒」をモチーフに作られたお酒で五百万石という新潟県で作られたお米を使っています。

 

五百万石は主に北陸地方で作られているお米で「淡麗でスッキリとしたキレのある飲み口」になるのが特徴です。

 

昭和32年に新潟の五百万石生産高が500万石を突破したことを記念し命名されたそうです。

 

 

⬇️こちらがラベル

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うーん、カッコいい!

 

このラベル見てるだけで三杯くらいクイッといけそうですね。

 

⬇️こちらが裏ラベル

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蔵出年月と製造年月を併記しています。

これは消費者により正確な情報を伝える事で安心して飲んで頂きたいという蔵元の想いがあるんです。

 

⬇️生貯蔵のラベル

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さりげなく家紋が入ってる。

カッコいい!

 

一般的に流通している日本酒は、火入れと呼ばれる加熱処理を、出荷する前に2回行なっているものがほとんどですが、生貯蔵酒は出荷前のみ火入れします。特有のフレッシュでフルーティな風味が特徴ですね。

 

⬇️でーん!!

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蕎麦と日本酒という響きだけでウズウズしちゃいますがこんな感じで出来ました。

 

 

まずはお蕎麦

 

ズズズっとすすると喉越しの良いツルツルプリプリした食感のお蕎麦が私ののど仏を通り抜けます。

 

直後に夏子物語を口に含む。

 

フレッシュで爽やかな飲み口にへぎ蕎麦の爽やかな余韻がアジャスト!!

 

こりゃ美味い!!

 

夏子物語のキレイで透き通るような口当たりに生貯蔵ならではの落ち着きのあるフレッシュさが見事に調和しています。

 

さわやかな酸味と、軽快でスッキリとした旨味が口の中で広がり、へぎ蕎麦とのペアリングはバッチリでした!

 

美味しゅうございました😊

 

つづく…

 

 

 

 

【必読】行ってきました。久須美酒造

こんにちは!三度の飯より酒が好き、ピロリンです😊

 

今回は久須美酒造さんにお邪魔してきたので、レポートしちゃいます。

 

久須美酒造は新潟県長岡市にある1833年創業の日本酒の酒蔵です。

 

東京からだと上越新幹線で新潟方面に乗り、約1時間40分で長岡駅へ、駅からタクシーで30分くらいの場所に佇んでいます。

 

タクシーの運転手さんに「久須美酒造さんで!」とお願いすれば大体の方は分かってくれますよ。

 

ノリノリのタクシーのおじさんとワイワイお話ししてると待ちに待った酒蔵さんがあるではないですか!

 

白塗りの壁と目の前に広がる田んぼが本当に綺麗!

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さて、久須美酒造さんは一般の方の見学や販売を酒蔵では行っていないので、ご注意くださいね。

 

夏場は日本酒の仕込みをやっていないので仕込みを見たりする事はできませんが、酒蔵の目の前に広がる田んぼはこの季節にしか見る事が出来ないので夏場の訪問も捨てがたいですね!(冬は雪で一面真っ白です)

 

⬇️ちなみに6月の田んぼはこんな感じ

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実はこちらの酒蔵は日本酒ファンならみんな知ってるであろう「夏子の酒」の舞台になった酒蔵さんなんです。

 

由緒ある酒蔵さんでもあり、なかなか県内にもおろしていない事から非常に稀有な存在ですね。

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生産量も多くはないため流通もあまりしていません。

 

なので一部のファンの間では「幻の酒」として扱われているとかいないとか。

 

みなさんすでに飲んでみたくなっちゃいませんか?

 

はい、私飲みたいです。

 

さてさて、私は仕事のご縁もあり久須美酒造さんととても仲良くさせていただいているのですが、やはりこちらのお酒は別格なんですよね。

 

 

「飲んでも飲んでも飲み飽きない」

 

 

そんなキレイなお酒です。

 

 

昨今日本酒のシェア減少に伴い、若い女性向けの商品や海外向けの商品、香りの華やかなお酒、オシャレな飲み方提案をする事で多くの蔵元さんは生き残りをかけています。

 

だけど久須美酒造さんは違うんですよね。

 

愚直に昔ながらの伝統的な製法で、手作業で少量をみんなで大切に、そして丁寧に作り上げている感じ。

 

「立ち上がりがよく、米のふくらみがあり、キレの良い酒」

 

これが久須美酒造さんの目指す酒質です。

久須美社長からは毎回酒造りにかける情熱と使命感を感じさせられますね!

 

蔵で色々とお話をした後は蔵から歩いて10分ほどの廃校を改装したフレンチレストラン、「バーグ」へ行きました。

 

何とこちらのレストランではフレンチ料理と日本酒のマリアージュを楽しめるんです!

 

何を隠そうこちらのオーナー斎藤さんも久須美酒造さんのお酒の魅力にのめり込んでしまった方なのです。

 

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まぁとにかく飲んで食べて大満足の時間となりました。

 

続く……

ブログ始めました

こんにちは!ピロリンです。


本日からブログを始めます。


とはいえブログ初心者の私が何をテーマに書くか悩んでいました。


やはり自分の大好きなものについて書くことが一番長続きすると思い、大好きな日本酒の中でも私の人生を変えてくれたとある酒蔵のお酒について語るブログを作ろうと決意しました。


元々、お酒が全く飲めなかった私ですがこちらの酒蔵のお酒を飲んだ事がきっかけでお酒が飲めるようになったんです!


今までは日本酒というと悪酔いする、とか次の日残る、なんかダサい!イメージでしたがアナタはいかがですか?


今から10年前、仕事の都合上どうしても日本酒を飲まなくてはならずそこで手に取ったのが久須美酒造の七代目純米吟醸酒でした。


なので私の人生を変えてくれたお酒、久須美酒造さんのお酒の魅力をとにかくたくさん発信していき、より多くの方に魅力を伝えることができたら嬉しいですね!